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前立腺がんの治療

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前立腺がんを治すには、「手術療法」、「放射線療法」、「内分泌療法(ホルモン療法)」など、さまざまな治療方法があります。治療法は患者にあった治療法をそれぞれ単独、組み合わせて行われます。

治療法は、前立腺がんの進行度(広がり)や悪性度、また、患者さんの全身状態、年齢などいろいろなことを考慮され、十分な話し合いのうえ、より最適な方法を選択することになります。前立腺がんを治す際は主治医とよく相談の上、納得のいく治療法を選択するようにしましょう。

下記は前立腺がんの治療に代表される治療法です。

放射線治療

放射線療法は、前立腺に放射線を照射して、がん細胞を死滅させる治療法の1つです。手術療法と同様、がんが前立腺内にとどまっている病期 I 、II 期の患者さんが対象になる治療法です。

放射線療法の特徴は、体を切る手術とは違うので、身体、体力的負担が非常に軽いので、70歳以上などの高年齢の患者さんでも治療を行うことができます。他にも放射線療法は前立腺がんを死滅させる目的だけでなく、転移したがんによる痛みを除くことを目的として治療を行うこともあります。

抗男性ホルモン剤

抗男性ホルモン剤での治療は、前立腺がん細胞内において男性ホルモンを抑制することで、ジヒドロテストステロンがアンドロゲン受容体と結合するのを阻害することで、男性ホルモンの作用発現を抑える薬剤であると同時に、前立腺がん細胞を縮小させる作用ももっています。

抗男性ホルモン剤の副作用としては、女性化乳房、ほてり、性欲の低下、勃起障害、肝機能障害などがあらわれることがあります。前立腺がんの治療に使う抗男性ホルモン剤は単独で用いられる場合と、LH-RHアゴニストもしくは精巣摘除術に併用して用いられる場合もあります。

化学療法

化学療法は、抗がん剤を使用してがん細胞を攻撃し、死滅させる治療法です。一般的に前立腺がんは進行が遅いがんですので、前立腺がんにおける化学療法は、ほかの治療法では効果が得られない進行したがんに対してのみに行われます。

抗がん剤を単独または併用して投与することによって、前立腺がんの縮小効果が現れることがありますが、抗がん剤には脱毛、吐き気、下痢、骨髄抑制などの強い副作用もあります。

TURP

TURPとは経尿道的前立腺がん切除術の略称で、前立腺の全摘出手術が行えない患者さんに対して行われる手術で、小さな電気メスの付いた内視鏡を尿道内に入れ、その電気メスで腫瘍を切り取っていく手術方法です。

この手術は前立腺がんや前立腺肥大の影響で起こされる排尿障害をTURPを用いることで尿道を広げていきます。この手術方法はどちらかというと前立腺がんより前立腺肥大の手術に用いられることが多い手術方法で、前立腺がんの手術で用いられた場合は、手術後、内分泌療法で治療が行われます。

経過観察

前立腺がんの治療法の1つに経過観察という方法があります。これは、なんら治療せずに厳重に経過観察のみを行なう方法です。前立腺がんの治療には様々な方法がありますが、全ての治療法にはそれぞれ副作用が必ず伴います。

ですので、現在の生活の質を大切にしたい場合、前立腺がんが微少で病理学的悪性度が低い場合、前立腺がんの症状のない超高齢者の場合などが適応となります。病状の進行が早くなったりした場合などには治療を開始しますが、前立腺がんは一般的に進行が遅いためこの方法が適応となる患者さんはそれほど少なくありません。

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