前立腺肥大による排尿障害
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前立腺肥大症では、肥大して前立腺に囲まれている尿道が圧迫されるために、当然排尿障害も引き起こします。この排尿困難とは、一般的に以下のようなことを言います。
「排尿される尿の出が弱い」「排尿するまでに時間がかかる」「排尿の時間が長くなった」「尿が分かれる」「排尿途中で尿が途切れる」「尿漏れ」などがあります。なお、前立腺肥大症が原因で尿が出なくなってしまう「尿閉」となった場合は、かなりの重症です。
頻尿
前立腺肥大症の症状の一つとして挙げられている頻尿ですが、「頻尿」とはどのくらいのことを言うのでしょうか?一般的な成人男性の場合は一日に5~6回排尿するといわれていますが、「頻尿」といわれる場合は6回以上の排尿をいいます。
他にもトイレに行く間隔が2時間に一回以上行く場合や、寝てから夜中に目が覚めてトイレに行く回数が2回以上の方も頻尿です。このような方は前立腺肥大症の可能性が考えられます。前立腺肥大は尿道を圧迫しますので、このようなトイレの間隔などとも大きく関係しているのは間違いありません。
残尿感
残尿感は前立腺肥大症の症状として挙げられる代表的な症状の一つで、排尿後も「どうもすっきりしない」「まだ出たりない」といった尿が残っているような感じが続くことです。最初は膀胱炎と勘違いする場合もありますが、この症状が続くようだと、前立腺肥大の可能性が高くなってきます。
前立腺が肥大すると囲まれている尿道が圧迫され、膀胱排尿筋が働いて排尿しようとしても尿が出きらなくなってしまい、残尿が起きて残尿感を覚えるようになります。この残尿が150mlを超えると頻尿の症状が出てくる場合があります。
尿閉
尿閉とは尿が出なくなる状態のことを言い、前立腺の肥大で尿道を圧迫してしまうことで頻尿や残尿感が出てきますが、さらに前立腺肥大症が進行していくと尿閉の危険性が高まっていきます。
ここで前立腺肥大症の方が気をつけないといけないことは、「おしっこを我慢しない」という事です。前立腺肥大症が進行すると膀胱の収縮力も弱っていきますので、おしっこを我慢したきっかけで、膀胱の筋肉がうまく働かなくなり、閉尿のきっかけとなる可能性があるからです。前立腺肥大症の方は膀胱に強い負担を与えることは閉尿の危険性を生みますので注意が必要です。